あの~、恋ってどう始めるんでしたっけ?
「江の島が綺麗に見える公園があるから、行かないか?」

雅紀が言った。

「うん、行ってみたい。ロマンティックなんだろうな」

と言うことで、また車を走らせて、藤沢本町の伊勢山公園へ。コインパーキングに車を停めて、結構な急坂を5分ほど上って展望台へ。

陽がいい感じに暮れていて、江ノ島シーキャンドルがキレイに見えた。

「きれ~い」

「気に入ってくれたみたいでよかったよ」

笑顔の雅紀。

しばらく、2人で景色を見ていたら、急に、私、雅紀にぎゅっと抱きしめられた。

「実紀ちゃん・・・実紀・・・。やっぱ、僕、実紀が好きだ。少しずつでいいから、僕のこと、好きになってくれないかな」

どきんっ!胸が高鳴った。私の答えは・・・私は。

「大好き・・・もうすでに」

照れ隠しに、ちょっとお茶目に言ってみた。

「好きじゃない人にお弁当作ったりしません」

そして、赤ぶちの伊達メガネを外して言った。

「ごめんね、これ、伊達なの。初めての彼にフラれてから、男性の前では必ずしてた。でも、もういらないね」

「メガネがあってもなくても、僕は実紀が好きだよ」

ゆっくりと、雅紀が私にキスをした。

私は、輝く江ノ島に向かって感謝した。

「私、雅紀くんと両想い、始めました」

雅紀が私をぎゅっと抱きしめ、もう1回、長い、長いキスをくれた。

Fin









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