あの~、恋ってどう始めるんでしたっけ?
それから、2人で手をつないで、ショーが始まるのを待っていた。ドキドキ・・・雅紀さんはどういう気なんだろう?私と「始めよう」と思っているの?

イルカショーが始まった。イルカたちのジャンプ、トレーナーさんを押してジャンプさせたり。拍手喝采の、ドキドキのショーだった。そのあと、クラゲや魚たちを見たあと、新江ノ島水族館を出て、bills 七里ヶ浜へ行くことに。

少し車を走らせたところにbillsはあった。思った通り、少し混んでいたが、ギリギリすぐに店に入れた。

「聞いたことはあったけど、来たのは初めて。連れてきてくれてありがとう」

「いやいや。パンケーキでいい?飲み物は?」

「うん、パンケーキで。飲み物はアイスティーにしようかな」

雅紀はウェイターを呼び、パンケーキ2つとアイスコーヒー、アイスティーを頼んだ。

「ショー、楽しかったね。イルカたち、生き生きしてた」

「そうだね。実紀ちゃんの瞳もキラキラしてたよ」

「やだっ、そんなの見てたの?」

私は真っ赤になった。

「実紀ちゃん、かわいいな」

雅紀さんが余裕の表情で言う。

運ばれてきたパンケーキは本当にふわふわだったけど、私の心もふわふわだった。

< 9 / 10 >

この作品をシェア

pagetop