【完】囚われた水槽館~三人の御曹司からの甘美な誘愛~

ダイニングルーム。
長細い茶色のテーブルには見た事もない料理が並べられていた。

促されるままに智樹さんの隣に座らされ、目の前には朔夜さんと悠人さんが並んで座る。

…マナーは知らない。テーブルの上には人数分のスープやらサラダ。お肉料理にパンが並ぶ。 本来であるならばコース料理だったのかもしれない。

何から手をつけていいのか分からない。両脇に並べられたフォークやナイフの使い方も分からなかった。これは…外側から使って行くのだろうか。

戸惑っている私を前に朔夜さんは何も言わずにパンにかじりついた。

「今は家族間の食事だからマナーなんて気にしなくていいよ」

隣に座る智樹さんが優しくそう言ってくれて、「いただきます」と手を合わせスープをすする。
それに合わせるように小さな声で「いただきます…」と言ってスープに手を伸ばした。

緑色の不思議な色のスープは優しい味がした。

「美味しい?」

「はい…すごく…」

「まりあすっごく痩せっぽちなんだから沢山食べた方がいいよーッ。」

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