パリで出逢った ソウルメイト
冬休みになっても内定がもらえない海斗はイライラしている事が多くなった。

温泉旅行も行けてない。

学食で海斗と雅也さんがいて美咲と4人で久しぶりに昼食を食べた。

美咲と雅也さんは映画を観に行くと先に帰った。

雅也さんはだいぶ前に第一志望の企業から内定を貰っていた。  

2人は海斗の心情を思い気を使ってくれた。

海斗と学食でジュースを飲んでいると、

「なぁリサ、オレさ〜
地元の企業のインターンシップにも何社かエントリーして参加しようと思うんだよ
だから今週中に実家戻るんだ。
正月明けてからこっちに戻る予定なんだけど 
リサと恋人イベント無理っぽい…
ごめん。」

「謝らないで。海斗が凄く努力してるのわかってるから今は私より就活に集中して。
何もしてあげられないけど、応援してる。
 
これ、随分前に買ったんだけど渡しそびれてたお守りなのはい。」

「……リサ ありがとうな。
こっちに戻る日が決まったら連絡するし出来るだけメールもするから。」

「うん。無理し過ぎないでね。」

「おお。ありがとう。
オレこれから教授に会う約束あるから行くな。
リサも風邪ひくなよじゃあ」

リサは、辛そうな海斗の後ろ姿を見つめていた。
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