パリで出逢った ソウルメイト
「パリのアンヌさんのアパルトマンなんだが、栄太君が売るつもりなら、優一が買いたいという事で、今3人で話をしたんだ。
女性達の意見も聞きたい。」

「あら〜 栄太さんとエマさんは、売るつもりだったの〜?じゃあ優一に売ったら?
そうすれば孫が出来ても皆んなで泊まれるわ!」

「エマの実家だし、エマはどう思う?」

「知らない人の手に渡るより私は優一君に売りたいわ。」

「オレとしては、オレ達家族が使わない時は、会社の福利厚生的に使用して社員に格安で宿泊出来るようにしようと思っています。
でも、オレ達家族が使用するのを優先します。
出来れば、宿泊管理はリサにお願いしたい。」

「あら良いじゃない?パリに別荘があるって事でしょう。」

「はい。わかりました。値段とか名義変更とかオレも良く分からないから圭介さんと優一君に任せても良いですか」

「もちろん。うちの会社の弁護士に聞いて手続きは整えるから、安心して欲しい。」

「では、圭介さん優一くん。ヨロシクお願いします。」
優一さんも、アンヌおばあちゃんちは、家族の思い出がいっぱいあるから守りたいと皆んなに話してくれた。
会社の福利厚生的にも使うが、リサはアンヌおばあちゃんのアパルトマンがこれからも使えるのが嬉しいと思った。
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