えんじぇる・そんぐ〜奇跡を君に〜
あたしがそう言うと、二人は「ふざけんなよ!!」とあたしに掴みかかってくる。バシャリと冷たいものが体にかかった。最悪だ、フラペチーノがかかってしまった……。
「何してるんですか!!」
幸い、すぐにスタッフさんが止めに入ってくれた。周りにいた人たちが説明してくれて、あの二人は追い出されることになったけど、あたしのワンピースはフラペチーノでドロドロに汚れてる。ライブに参戦できる状態じゃない。
「大丈夫ですか?」
スタッフさんはそう訊ねてくれるけど、全然大丈夫じゃない。せっかく新しく買ったのに泣きそうだ。
その時、「すみません」と他のスタッフさんに声をかけられる。そして、「こちらに来ていただけませんか?」とあたしの手を引いた。
「盛り上がって行きましょう!!」
「きゃあぁぁぁぁ!!」
スポットライトが煌めくステージにアンヘルの二人が姿を見せると、会場は声援に包まれる。あたしは二人にはこんなにもファンがいたんだ、と改めて実感しながら歌い始める二人を見ていた。
「何してるんですか!!」
幸い、すぐにスタッフさんが止めに入ってくれた。周りにいた人たちが説明してくれて、あの二人は追い出されることになったけど、あたしのワンピースはフラペチーノでドロドロに汚れてる。ライブに参戦できる状態じゃない。
「大丈夫ですか?」
スタッフさんはそう訊ねてくれるけど、全然大丈夫じゃない。せっかく新しく買ったのに泣きそうだ。
その時、「すみません」と他のスタッフさんに声をかけられる。そして、「こちらに来ていただけませんか?」とあたしの手を引いた。
「盛り上がって行きましょう!!」
「きゃあぁぁぁぁ!!」
スポットライトが煌めくステージにアンヘルの二人が姿を見せると、会場は声援に包まれる。あたしは二人にはこんなにもファンがいたんだ、と改めて実感しながら歌い始める二人を見ていた。