友達から恋人になる方法
ゆうは、つらそうにこっちを向いた。


「どうして、来るんだよ?諦められなくなるだろ?」


泣きそうな、苦しそうな震えたゆうの声。


ここまで、弱った彼を初めて見た。


「……諦めないでよ」


今にも泣き出しそうな私が出す声も震えていた。


「諦めちゃ、だめ。甘えさせてくれるのも、ゆうがいい……」


ついに涙が溢れて、頰を濡らした。


「ゆうがなんて言おうと、私は待つよ。待ってたい」


だから……。


「そんな顔、しないでよ」


ゆうも諦めないで。


そう言おうとした私に、言ってゆうは、私の頭に手を乗せた。
< 212 / 218 >

この作品をシェア

pagetop