転生令嬢はご隠居生活を送りたい! 王太子殿下との婚約はご遠慮させていただきたく
集まってきた人達は、二人が爆発を逃れて出てきたのだと思ったようだった。祭りの警護に出ていたらしい首都警備隊の制服を身に着けた男が、真っ先に二人に駆け寄ってくる。
「助けて! リーシャ、怖いおじさんに掴まったの! あそこに閉じ込められた!」
男の子は、警備隊員の方にアイリーシャを押しやった。
「この子のお父さんとお母さんを探してほしい。僕は、そのあとでいい。王宮前の広場に、両親がいるはずなんだ」
アイリーシャも男の子も、身に着けているのは下町では珍しい高級な品だ。庶民の服とは、布からして違う。
付添人もなしに、子供だけでこんなところに来るなんてありえない。人に命じることになれているらしい男の子の物腰も、ただ者ではないと判断される理由になったようだ。
「――逃げるぞ!」
「追え! 逃がすな!」
鋭い声に振り返ってみれば、アイリーシャ達が閉じ込められていた家から、男達が逃げ出していくところだった。そのあとから、首都警備隊の制服を着た男達が追いかけていく。
「それで、お父さんとお母さんはどこに行ったら見つかるかな」
「助けて! リーシャ、怖いおじさんに掴まったの! あそこに閉じ込められた!」
男の子は、警備隊員の方にアイリーシャを押しやった。
「この子のお父さんとお母さんを探してほしい。僕は、そのあとでいい。王宮前の広場に、両親がいるはずなんだ」
アイリーシャも男の子も、身に着けているのは下町では珍しい高級な品だ。庶民の服とは、布からして違う。
付添人もなしに、子供だけでこんなところに来るなんてありえない。人に命じることになれているらしい男の子の物腰も、ただ者ではないと判断される理由になったようだ。
「――逃げるぞ!」
「追え! 逃がすな!」
鋭い声に振り返ってみれば、アイリーシャ達が閉じ込められていた家から、男達が逃げ出していくところだった。そのあとから、首都警備隊の制服を着た男達が追いかけていく。
「それで、お父さんとお母さんはどこに行ったら見つかるかな」