腹黒幼馴染、天使を捕獲する。
「ま、仕事だろうねー。
俺の場合、実は料理なんだよ。
ストレス解消と実用性を兼ねてるな。
うちの料理で新作が増えるのは、そんな理由が多かったよ」

「知らなかったー!
でもそれなら全く誰にも迷惑かけないね」

「どれがその時の料理だ〜?」



笑いに包まれるこの場で、私はふと思った。

私には、常に寄り添ってくれる大切な人が、沢山いる。
江上先輩にはいなかったのだろうか……大切な仲間が。



どうかこれからは、あの人の未来にも祝福が訪れますように……。

そう願わずにいられなかった。











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