私の執事には謎が多すぎる ー 其の一 妖の獲物になりました
「了解!」
隼人が目をキラキラさせながら返事をする。
やはり宗家の者は戦いを好むのだろうか。それとも男の子だからかな。
ふたりを見ているとちょっと羨ましくなる。
でも、私にだって宗家の血が流れているのだ。
じっとしてはいられない。
「私も行くわ」
にっこり笑ってそう主張したら、ふたりはギョッとした顔をした。
「撫子お嬢さまは留守番しててください」
「そうそう。お嬢ちゃんは危険だって」
「止めてもムダよ。行くわ。尊が暴走したら誰が止めるの?」
私に尊が必要なように、尊にだって私が必要なのだ。
不敵の笑みを浮かべれば、ふたりは一瞬閉口した。
「大丈夫よ。私絶対に無茶はしないって約束する」
早速旅支度を始める私を見て、尊は盛大な溜め息をついた。
「その約束は無意味ですね。守った試しがない」
The end.
(其の一)
最後までお付き合いくださりありがとうございました。久々にファンタジーを書いてみましたが、反響があれば次の話も書こうと思います。
隼人が目をキラキラさせながら返事をする。
やはり宗家の者は戦いを好むのだろうか。それとも男の子だからかな。
ふたりを見ているとちょっと羨ましくなる。
でも、私にだって宗家の血が流れているのだ。
じっとしてはいられない。
「私も行くわ」
にっこり笑ってそう主張したら、ふたりはギョッとした顔をした。
「撫子お嬢さまは留守番しててください」
「そうそう。お嬢ちゃんは危険だって」
「止めてもムダよ。行くわ。尊が暴走したら誰が止めるの?」
私に尊が必要なように、尊にだって私が必要なのだ。
不敵の笑みを浮かべれば、ふたりは一瞬閉口した。
「大丈夫よ。私絶対に無茶はしないって約束する」
早速旅支度を始める私を見て、尊は盛大な溜め息をついた。
「その約束は無意味ですね。守った試しがない」
The end.
(其の一)
最後までお付き合いくださりありがとうございました。久々にファンタジーを書いてみましたが、反響があれば次の話も書こうと思います。


