HONEYBEE(2)~ハイスぺ社長と二度目のウエディングベル~
もっと恨み言の一つや二つを彼に言おうと意気込んでいたのに。
逆に私は充斗との再会に胸を弾ませ、和んでいた。
なんて…馬鹿な私。

メインディッシュを食べ終え、後はデザートとコーヒーを待つだけ。

「やはり…葵は単純だな…もっと恨み言を言われると覚悟して、この場に来たが…美味い料理を食べさせると大人しくなる。昔と変わらない」

「・・・べ、別に…慰謝料は遠慮なく頂きます…」

「一億円でいいのか?」

「えぇ―・・・分割は受付ないから…」



「・・・俺を誰だと思っているんだ…馬鹿にするんじゃないぞ…葵」

「これで貴方も心おきなく・・・見合い出来るわね…充斗…でも・・・女性にとって妊娠出産は命がけなんだから…奥さんを大切にしてあげないと…ダメよ」

「それは母さんが俺を産んで…証明されている…言われなくても、わかってるぞ…葵」

「充…斗!?」



< 19 / 171 >

この作品をシェア

pagetop