耽溺愛2-クールな准教授と暮らしていますー
さて、シリーズ全体の裏話のあとは、主人公たちの裏話を少々。
*ミネ*
ミネッちは本当に私の中では可愛くて仕方のない我が子ですね。
少し純粋すぎるきらいがありますが、そこはまぁ、「おじいさまとの暮らしで世俗から切り離されていたお嬢様」ってことでお許しくださいm(__)m
きっと彼女はこれからどんどん成長していくでしょう。
結局、祖父からも父からも兄からも、もちろん怜からも、「溺愛されている」という彼女。これからはある意味無敵です。きっと。笑
*怜*
最後の方まで「ミネを穏やかに見守り愛する」というように見えた彼ですが・・・・・・
いや~~~闇がっ!れいちゃん、闇っ!
第十七話のところを書きながら、↑のように口に出して突っ込みまくりながら書きました。ヾ(≧▽≦)ノ←
「恋人(※練習込み)」という関係になったあと、怜がキス以上に中々踏み込まなかったのは、ひとえに「ミネのことが大事過ぎて手が出せない」ということ。そして、「彼自身の闇」のせいでした。もちろん「我慢強い」せいもありますが!笑
そんな闇を解放した彼、いったいこの後どんなふうになるのでしょうかね(*´艸`*)きっとこれまで以上に耽溺な溺愛💕笑
執筆中、山場に向かうところから最後までを書ききる間中、汐埼の頭の中には朝目が覚めた瞬間から夜眠りに落ちるまでずっとこの二人がいました。
それこそ、朝ごはんを作る時も洗濯をする時もずっと。ずっと!
ミネsideに立つと「怜のことが好きで好きで仕方なく」
怜sideに立つと「ミネのことが可愛いくて愛しくて大事すぎる」
そんな想いで常に胸が苦しくて仕方なくて、「早く最後まで書ききってあげたい!」と日々全力で書きましたが、相変わらずの遅筆のため、なかなか筆が進まず・・・💦
ゆえに、『完』の文字を書き込んだ瞬間、とても感無量でしたね。
もちろん、その後の推敲作業や連載更新もあるので、完全に終わったわけではありませんでしたが。
こんなふうな気持ちになって作品を書き上げたことはこれまでなかったので、決して「大衆受けする」作品ではありませんが、最後まで書き上げられて良かったと思います。
最後まで書き上げられたのは、お読みくださった貴方さまのおかげです!
本当に本当にありがとうございました<m(__)m>
あ、余談ですが。
皆様(作品の中でも外でも笑)の非難を浴びた颯介くん!
彼の裏話と後日譚を少し。
彼は実家が私立学校を経営するおうちの末っ子です。
要はボンボン。
お育ちが良いので人当たりもよく、頭も良いし要領も良いのですが(顔は中の上くらいw)、「良い人」過ぎて、これまで好きになった相手からは「颯介くんはいい人だよね」「神谷君にはもっといい人がいるよ」と言ってふられてばかり。笑
高校生の時には少しだけ付き合った彼女もいましたが、「いい人すぎてつまらない」と三か月で他の人に乗り換えられ。笑
そんなわけで、彼は「チェリーボーイ」です爆!
色気のある保健医や学生気分な実習生につまみ食いされなかったのは、ひとえに彼が「理事長の息子」だから。笑
でなかったら、今頃ペロリと喰われちゃっていたことでしょう。それが良かったか悪かったかは別として。
「世間ずれしていない」という点では彼もミネと同じですね。
そして、「いいとこのボンボン」ならではの悩みもあり、若干大人不信ですね。思い込みが強いのは、彼のまっすぐさゆえ、かもしれません。
ですが、最終章で書いた通り、彼は【ゆずきこどもクリニック】にアルバイトに!
これからです。彼は。
鍛えられることでしょう、涼香先生に。ビシバシと!
意外と看護師の航の方が厳しかったりするかもしれません。ニコニコしながら、結構ビシバシ!ビシバシ夫婦!笑
きっと彼はこれから色々な経験をして、大人になって、本当の意味で恋をして、あの時ミネから無理やり奪ったキスを心底後悔することでしょう。
ミネたんのくちびるを奪った罪を償うのは相当の努力が必要でしょうね(鬼作者)
「乙女のくちびるを奪った罪は重いのよ!」とかなんとか、涼香から言われたとか言われなかったとか。笑
十九歳の彼の成長話を書くとまたヒューマンドラマ化する気がするので、今はそっとしておきます。
ずいぶん裏話に花が咲いてしましたね(^▽^;)
長い長いシリーズと、長いあとがきまでも、最後までお読みくださりありがとうございました。
心から、心の底から、感謝の気持ちを込めまして、お礼申し上げます。
本当にありがとうございました<m(__)m>
令和三年 如月吉日 汐埼ゆたか