オフィスラブはじまってました
「水……、友だちが可愛い子がいるからどうしても行きたいって言って」
それを聞いて、ひなとは笑う。
「柚月さんでも、可愛い子がいるからってお店に通ったりするんですね」
「いや、それを理由に行ったの、友人で、俺はついてっただけだから」
慌てて否定する柚月がちょっと可愛らしく見え、また笑ってしまった。
「でも、さっきからお店の話とか聞いてると、柚月さんの会社とうちの会社、近いんですね。
降りるバス停違うけど」
と言うと、柚月が沈黙した。
……なんだろう。
この緊迫感。
会社のことに触れて欲しくないとか?
やはり、柚月さん、人には言えないようなお仕事をなさってるとか?
スパイとか、公安とか、内調とかっ、
と妄想が駆け巡り、会社のことにはそれ以上、触れないでおこう、と思ったのだが。
そのせいで会話が途切れてしまう。
それを聞いて、ひなとは笑う。
「柚月さんでも、可愛い子がいるからってお店に通ったりするんですね」
「いや、それを理由に行ったの、友人で、俺はついてっただけだから」
慌てて否定する柚月がちょっと可愛らしく見え、また笑ってしまった。
「でも、さっきからお店の話とか聞いてると、柚月さんの会社とうちの会社、近いんですね。
降りるバス停違うけど」
と言うと、柚月が沈黙した。
……なんだろう。
この緊迫感。
会社のことに触れて欲しくないとか?
やはり、柚月さん、人には言えないようなお仕事をなさってるとか?
スパイとか、公安とか、内調とかっ、
と妄想が駆け巡り、会社のことにはそれ以上、触れないでおこう、と思ったのだが。
そのせいで会話が途切れてしまう。