オフィスラブはじまってました





 昼、社食で柚月と出会ったひなとは改めて驚いていた。

「柚月さんじゃないですか~」

「……今朝も会ったろ」

 いや、そうなんですけどね。
 こういうところで見ると、改めて、うちの社員さんだったんだなーと思って、と思いながら、はは、と苦笑いする。

 一緒にトレーを手に並んでいると、柚月が言ってきた。

「さっき、親が、いい肉たくさんもらったから、取りに来いって言ってきたんだ。
 週末帰らないのなら、うちの実家に一緒に行くか?」

 えっ? とひなとは柚月を見上げる。

「なんだかわからないが、お前と食べろと言われたんだ。
 予定が合うなら、一緒に取りに来いとも言っていた。

 ちょうどいいから、入野さんと三人で、外で焼いてみるか」

「すっかりハマってますね」
とひなとは笑う。
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