オフィスラブはじまってました
 ゆ、柚月さん、なにか話してください、と思ったのだが。

 柚月も格好いいまま沈黙している。

 いや、別に格好良くポーズをとっているわけではないのだろうが。

 今のひなとにはそう見えた。

 ひなとはチラと柚月を見た。

 なにかしゃべってください、というように。

 だが、柚月もチラとこちらを見る。

 なにかしゃべれよ、というように。

 しかたないので、ひなとは口を開いた。

「そうだ。
 夢見たんですよ、昨日」

 ほう、という顔をした柚月に言う。
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