オフィスラブはじまってました
「お前もカップ麺が好きだったのか」

「はい。
 でも、貴方の身体に悪いと思って。

 たまにはご飯作るのめんどくさくて、カップ麺にしたいなと思うときもあったけど」

「いやいや。
 手抜きして休むことも必要だよ。

 澄子、今から一緒に新商品でも買いに行こうか」

「……そうですね」
と澄子はちょっと恥ずかしそうに微笑み、老夫婦はふたり仲良くコンビニにカップ麺を買いに行ってしまった。

 アルミホイルに包んだバウムクーヘンを手に。

「恐ろしい事件でしたね……」
とひなとが呟く。

「そうか?」
と柚月は訊いた。
< 449 / 576 >

この作品をシェア

pagetop