白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
「悪魔っーーーーーっ!!」思わず声に出てしまった。
「………あっ…。コホン…何?今、何て?」

後方の入り口から顔を出した水色のエプロン……来週からの新しい同僚が、キョトンと私を見つめた。
「あっ……(冷汗)
いえっ…何でもないです。(苦笑)来週から…いぇ、今日からよろしくお願い致します。」
「(笑)よろしくね。私、隣のお部屋…5歳児担任の
住友なつめって言います。」
この方は…
天使か?悪魔…か? それとも……。
「園長先生も、突然の事で申し訳ないって…。正規保育士の募集はかけてるけど、どうしても人手が足りなくてね
子供は…どこだって同じ、心は真っ白で…手のかかる子も実は賢いからこその抵抗っていうか、愛情に敏感だから不足しちゃう…そうですよね。」
この方は…
 
「天使……。」
あっ…たた…思わず声に出た。
< 3 / 417 >

この作品をシェア

pagetop