白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
悪魔なくらい…引き込まれる。

「何だってするよ。

身体だって売るし、薬だってする。」

「やめてよっ!!

そんな…言い方、やめてよっ。

分からなくなる愛情がっ……。」



「じゃぁ…信じて。」




思わず…ハッとして光留の顔を見つめる。



愛情の貯金…って……

そっか…。


私は……優しい悪魔の目力から動けない。

潤んだ真っ直ぐなダークグレーの瞳がキラキラ揺れて、そこに私が映り込む。

光留のピアス越しの繁華街は、ざわめきの呼吸を一時停止したかのように…静か。

て…いうか静かなのではなくて、私の目も耳も一瞬にして光留に支配されたらしい。

周りなんて…見えなくて、

聞こえない。

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