白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜
「光留、下の売店で何か飲み物買って来るよ。何がいい?」

「ん〜、テキーラ。」

「以外で。」

「コーラ。」

「分かった、お茶ね。(笑)」

「(笑)ありがとう。」

私はベンチに座った光留の後ろ姿を見ながら、エレベーターの1Fを押して閉ボタンを押す。

静かに閉まる扉の隅。

視界の端に女の人の影。

あれ……? 今の……?

エレベーターは静かに下へ動き出す。

………?? どうして?

7F、6F…エレベーターが下へと向かう。

………うん、多分……間違いないと思うけど。

どうして?

5Fでエレベーターが止まる。

数人の人が下の階へ向かって乗り込んで来る。

「あっ!!あの…降ります。すみません。」
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