無垢な君へ

「あのね」って話す君が可愛くて、笑顔になった。

「やだ」って泣く君を見て、心が痛んだ。

「こっち来て!」って私の腕を引く君につられて、動き出した。

「もう!」って怒る君が可愛すぎて、にこって笑った。
そしたら君は「何で笑ってるの?怒ってるんだよ!」って可愛い顔して怒った。

静かに怖さに耐える君の手をぎゅっと握って、「大丈夫だよ」って繰り返した。

「大好きだよ」って抱き締めてくれた君がいとおしくて、ぎゅって抱きしめた。

「バイバイしたくない」と離れない君との別れに切なさを感じて、「また会えるといいね」って頭を撫でた。

「バイバイ」ってタッチした君の手はとても小さくて温かくて、心がほんわかした。

私は君に宝物をたくさんもらった。私はその宝物に相当する愛を返せたのだろうか。


また会えるといいね。そしたら、一緒に遊ぼうね。
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