先生がいてくれるなら②【完】

俺を問い詰めても何も言わないと悟ったのか、倉林は軽く舌打ちをした後、掴んでいた俺の服を突然放したもんだから、俺の身体が支えを失って、後ろにあった机で身体をしたたかに打った。


──痛ぇ、コレ絶対痣になってるヤツだ……。



「──明莉に何をしたか、よく思い出せ、変態バカ教師!」



倉林は汚い捨て台詞を残して、俺の神聖な準備室を出て行った。



「バカはお前だろっ。扉ぐらい閉めて行け、くそっ!」



俺はさっき机で打ち付けた腰をさすりながら、倉林が開け放して行った扉をバタンと閉めた。



──俺が立花に何をしたって……?


何もしちゃいない。


なんで俺が、立花からも倉林からも非難されなきゃならないんだ。





──俺はこの時点でもまだ、なにひとつ真実が見えていなかった。






──第2巻【完】──

(第3巻へ つづく)


~作者より巻末のごあいさつ~
お読み頂き、本当にありがとうございます!
第2巻までの感想・レビューをいただけますととても励みになります。
お時間がありましたら書き込んでいただけると嬉しいです!
< 354 / 354 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:73

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

嘘は溺愛のはじまり

総文字数/126,838

恋愛(純愛)248ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
わけあって“無職・家無し”になった私は なぜか超大手商社の秘書課で働くことになって なぜかその会社のイケメン専務と同居することに…… 更には、彼の偽の恋人に……!? 私は偽彼女のはずが、なんだか甘やかされ始めて。 ……だけど、、、 仕事と家を無くした私(24歳) Yuma WAKATSUKI 若月 結麻 × 御曹司で偽恋人な彼(32歳) Ibuki SHINOMIYA 篠宮 伊吹 ……だけど、 彼には、想う女性がいた…… この関係、一体どうなるの……? *** 『ベリカフェ王道シチュ♡コンテスト』 にて【佳作】をいただきました! ありがとうございます! *** ベリーズカフェ 週間ランキング 総合・恋愛(長編) 第1位 (野いちご 最高7位) * ベリーズカフェ 2022年 上半期 人気作品ランキング 第18位 *** エゾクロテン様 素敵なレビューありがとうございます!! *** 感想の書き込み、ひとこと感想も とても嬉しいです! ありがとうございます! *** 2021/10/01 連載開始 2021/12/31 本編完結 2022/02/23 伊吹side完結 2022/03/10 1位お礼SS追加 2022/03/14 番外編追加
隠れ御曹司の愛に絡めとられて

総文字数/124,012

恋愛(純愛)227ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
目が覚めたら 名前が何だったかさっぱり覚えていない男と ベッドを共にしていた―― 彼氏に浮気されて更になぜか自分の方が振られて 「もう男なんていらない」って思ってた矢先 強引に参加させられた合コンで出会った やたら綺麗な顔の男 古い雑居ビルの一室に住んでるくせに 持ってる腕時計は超高級品 仕事は飲食店勤務――って もしかしてホスト!? チャラい男はお断り!! けれども彼の作る料理はどれも絶品で…… 大手商社 篠宮商事 秘書課勤務 野村 亜矢(のむら あや) 29歳 特技:迷子 × 飲食店勤務(ホスト?) 名も知らぬ男 24歳 特技:家事? 「方向音痴・料理音痴の女」 は 「チャラいけれど家事は完璧な男」 の愛に絡めとられて もう逃げられない―― * * * 週間ランキング 恋愛(総合)、恋愛(長編) 1位!! ありがとうございます! * * * 2023/01/27 プレ公開 2023/01/29 本公開開始! 2023/07/18 本編完結! 2023/08/01 1位御礼の番外編追加
【番外編】先生がいてくれるなら

総文字数/89,604

恋愛(純愛)181ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
*★*――――*★* ファン様 専用 『先生がいてくれるなら』 の 番外編です。 パスワードは設けていませんので ファン登録をするだけで お読みいただけます。 本編とリンクしていますが、読まなくても本編への影響はありません。多分。 でも番外編を読むと、より本編の理解が深まる可能性があります。多分。 ※本編のネタバレがある場合があります。 ご了承下さい。 (その場合は各番外編の表紙に 注意書きが記載してあります) 本編よりも1ページの文字数(行数)が多めです。 *★*――――*★* (基本的に一章ごとの更新です)

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop