先生がいてくれるなら②【完】

私は自分の手で両頬をさする。


「ふっ、赤くなってる」

「いたた……先生のせいですよ!?」

「お前の反応が気に入らなかったから仕方ない」

「……ハイド」

「ふーん。なんならもっかい引っ張ろうか?」

「い、嫌です!」


そして、私は今の反応に至った悠斗との会話を白状させられ、ついでに悠斗からの告白の返事を保留させられている事まで白状させられてしまった。


< 87 / 354 >

この作品をシェア

pagetop