自分を好きになれなかった君へ ①
お前のことなんか1度も好きとかないわ。


その言葉は貴方の本心でしたか??


私は今でも貴方が_____'

私は大学1年のゆり。
中学2年生から付き合っていただいすきだった彼のかい、と彼の浮気が原因で別れた。
かいはゲームの一言の欄にカップル枠に向けて
"〇〇〇好きだよ"
と知らない女の人の名前を入れていた。

その時とてつもない涙がどばっと溢れて過呼吸まで起きて。何が何だか分からなくなって、そのまま彼に

ごめんなさい、別れよう。

とだけLINEしてそのまま怖くて次にLINEが来ても開けなくなってしまっていた。


それから、恋愛漫画を沢山見ていた自分が好きという気持ちが全然分からなくなって見なくなった。



そのまま大学もコロナで全然始まらなく家でゴロゴロする日々が増えてつまらなくなって、通話アプリを入れた。このアプリは女子が少ないらしく、女子が話したいなどを出せば顔も住んでるところも名前さえ知らない男の人からたくさん電話がかかって来た。
ちやほやされる事は好きだったから毎日知らない男の人と電話をして好きでも無いのに好きとか言ったり甘えられたりして自分も甘えたりしていた。その日々のおかげでつまらない事を過ごす日々は無くなった。


とある日眠たくて寝落ちの子を募集したら15歳の子から電話がかかって来た。
年齢低すぎるけどまぁとりあえず眠たいからでよ
と思って出てすぐ自分は寝た。

起きたらその彼は起きていてとてもびっくりした。
自分は寝ぼけていたし、彼も甘えてきて、

「僕ゆりさんともっと話したいです」

と言われLINEの交換をすぐにした。
その彼の名前はともきくん。
中卒で今は何もしていなくて家でダラダラしてる日々を送っているらしい。
住みも近くて会おうと思えば会える距離の所にいて少し焦ったがまぁ数日の付き合いだし、と思って何も気にしていなかった。

ともきくんは毎日のようにLINEを送ってきた。

「構ってよ、」
「ねぇーだいすきー!!!!」
「ゆりは?好き?」

と何回も聞いてきたり長文を送ってきたり。
何も気にすることなく

「私も、好きー!」

と適当に返していた。
そんな日々が1ヶ月以上も続いた。



ある日ともきくんが、

「ゆりってこのゲームしてる?」


と言ってきた。そのゲームは彼氏が浮気をしていたゲームだ。正直やる気は起きなかったが

「一緒にする?」

と言ったらとても喜んだから自分もなぜか嬉しくなって一緒に毎日ゲームをした。


しかし、ともきくんは昼夜逆転しており、昼に、自分が暇な時が多く、他の人とゲームしたいなと思って、また募集をして、知らない男性とゲームをした。名前はしゅーくんだ。

その彼しゅーくんからもLINE交換を迫られ、何も気にすることなく交換した。
しゅーくんは同級生でともきくんよりも私の近くに住んでいた。


しゅーくんと話したりしていたら3日後に告白をされた。すぐに返事を求めてきたから別にいいやと思って、

「いいよ!」

と軽く返事をした。
その日から毎日のようにしゅーくんに電話を求められた。面倒くさくはあったが電話には付き合っていた。
ともきくんからも

「構ってよ!何しとるの!早く!返事してよ…」

というLINEが来ていて少しにやけてしまったがしゅーくんと話している時はLINEは返さなかった。

しゅーくんと付き合って1週間が経った頃、そのゲームでしゅーくんが元彼のかいと同じように

"LOVE〇〇〇"

と、〇に知らない女の人の名前を入れていた。

自分はビックリしすぎて、声が出なくなった。
好きじゃ無かったはずなのに裏切られたのか昔の記憶が甦ったのか気持ち悪すぎて吐き気が出てきた。


そんな時にともきくんから電話が来た。


ともきくんに事情を話すことは出来なかったがいつも以上に甘えてしまった。
自分が泣いていたら

「よしよし、大丈夫?」
「辛いことがあったらいつでも俺に頼りな。」

と言ってくれて涙が止まらなかった。
頼ることが苦手だったためこんなに甘やかされたのは初めてで思いのほか好きという言葉を口に出してしまっていた。



その日にしゅーくんに別れたいと伝えると了承して貰えず言い訳ばっかり話していた。

適当に自分は受け流していたら急にしゅーくんが

「俺はゆりがいないと生きていけない。それほど好きなの、大好きなの。お願い離れないで。」

と泣きながら言ってきた。

自分も戸惑ったが友達としてやり直すことになった。


そのようなやり取りは気づかずともきくんは毎日のようにLINEを送ってきてくれていた。長文も毎日のように送ってくれた。

「ねぇ!ゆりー大好きなのー!!!」

と、きて私が素っ気なく返しても

「かわいいなぁ!もう!ほんとに好き!離れんでね!!!」

と言ってくれる。


優しいの塊のようなともきくん。


でも、その日々は長く続かなかった____。



私は時々ともきくんと付き合った時の事を考える。
相手は中卒。これからやって行くのは親が絶対許してくれないと思っており、LINEもそろそろ辞めないとと思い始めていた。

その日の夜に私はともきくんに、今の自分のことを打ち明けた。
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