寂しいから

 子供の服を脱がせて、自分もその場で裸に。
今思うと、何故ベビーバスを使わなかったのだろう…

用意が面倒だったのかな…
ここら辺の記憶が曖昧。


親子で裸になってお風呂へ。
子供を先に洗い、湯船に浸かる。

身体が温まり眠そうになってる子供を抱えて上がる。

用意していたタオルで子供を包み、自分は濡れたままリビングへ。
用意していた、バスタオルの上に子供を横たえ服を着せる。

哺乳瓶に入れていた白湯を飲ませる。
器用に自分で持ってゴクゴクと飲んでいる。
ご機嫌だ。


ご機嫌なうちにベビーベットへ移動。
ここまで真っ裸のままやり通す。


そしてその後風呂に戻り、自分の身体を洗う。
その間も、ハラハラしながら…


…そう、今思うと全く余裕がなかった。
いつも何かに焦っていて、パニクっていて…


そうやって更けていった夜が何度あっただろう。


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