醜い私と綺麗な君
教室に戻る途中でちーちゃんが少し考えた様子で
『確かにさっきの優磨って奴はイケメンだったわね。』
ちーちゃんは、かっこいい人が好きだからさっきの柴崎さんはちーちゃんの中でかなりランキング上位であろう…
ちーちゃんは、恋愛に関してはよく知っていて私なんかとは比べ物にならないくらいだ。
そんなちーちゃんはかっこいい人が好きすぎてランキングまでつけている。
恋愛なんてしたことない私にとって最初は驚いたけど、そんなちーちゃんが面白くて憧れでもあった。
(今度ちーちゃんに恋愛のことについて教えてもらおう‼︎)
そんな事を思っていると教室に着いた。

ガラガラガラ
教室の扉が開くのと同時に担任の先生が入ってきた。
『新入生のみなさん。初めまして。矢崎 大翔と言います。今日からよろしくお願いします。』
とても優しそうな笑顔で挨拶をしたのは新人強しの矢崎先生。私の病気の事もよく理解してくれる先生だから、とっても信頼している先生の一人だ。
たくさん不安な事があるけど頑張ろうと心の中で意気込んでいた時、後ろの扉が急に開いた。
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