I want to...
18歳の少女

春side

『はっぴばーすでー はーるー!』

3月31日

私は18歳になりました。

生まれつき心臓が悪く初めは小学生にすらなれないと言われていた私ですが何とか今生きています。

もう何ヶ月も病院からは出られていませんが、今私の周りには1人を除いて家族や友人がいてくれます。

トモエ「ハル!おめでとう!!」

トモエは私にパズルをくれた。
可愛い犬の写真パズル…

ハル「トモちゃん…ありがとう!すっごく可愛い…!!もしかしてこのわんちゃん、トモちゃん家の虎太郎!?すごいねっ!すっごい可愛い!!」

他にもカナタや兄たちからはペンケースやノート、キーホルダーを貰った。

そんな時だった看護師のミホさんが入ってきて

「ハルちゃんおめでとう!
はいこれ、毎年の手紙よ!!」

それは私は毎年届くここには居ない、もう1人の幼なじみからの手紙を楽しみにしていた。

毎年誕生日になるとアメリカからメッセージカードにおめでとうと一言だけ書かれた手紙。

今年もおめでとうの文字が見れる喜びと共にまた会えたらいいなと憂う瞬間でもあるこの手紙。
そっとひらくと

ーおめでとう ミツキー

その裏面には
ーありがとう。そして、お待たせー

一体なんのことだろうという思い首を傾げていると
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