結婚するのがイヤで家出したらクラスの男子と同棲することになった話【11/16番外編2追加】

冗談だよね?というニュアンスで聞いたのに、飛鳥井くんは少し眠そうな顔でこくりとうなずいた。


「おじいさんへの対策が考えつくまで、うちに居候する。もちろん親に連絡はしてもらうけど」

「そ、そんな。飛鳥井くんに迷惑は……」

「別に花岡さんひとり増えても、そんなに変わらないよ。うちの親は海外だし、迷惑がかかる人間は特にいない」


確かに彼が住んでいるのは、ひとり増えても問題ない広さのお部屋だ。
でもひとりの生活だったのが、いきなり居候ができて、しかも相手がクラスメイトの女子って、充分すぎる変化なんじゃないだろうか。


「食事はほぼ外食。家のことは週2で来るハウスキーパーがやってくれる。学校行ってる間に家に入るから、貴重品は金庫に入れてもいいし、嫌だったらハウスキーパー止めてもいいし」

「それは全然かまわないんだけど……。どうして、そんなに良くしてくれるの?」
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