時が満ちる


味のある言葉は明言になり・・・格言になるかもしれない。



過去の諺も誰かの心の俎板で調理されたに違いない。



香りのする言葉は誰からも愛され・・



苦労の味がする。



涙の味がする。



辛さを乗り越えた味が沁みて居る。



ひと言が光って居た。



香りや味のある言葉は誰の心にも残り何時か使ってみたくなる・・・・



言葉を調理するのには俎板が欲しい・・



心が俎板は波状を描き・・・



凸凹な角が沢山ある・



そんな俎板で言葉を調理するのだ。



立場が変わる・・



軸足が変わると視方も感じ方も変わる。



調理の技術が磨かれる時だ。



その時・・新しい美しさを発見できる・・



新しい発見から視えないものが透けて視える・・



空気を読めるようになるのはその時だ・・




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