キミとの日々を永遠に




「咲ちゃんっおはよー!」


次の日 教室に入ると真っ先に奈緒ちゃんが気付いて私に挨拶をしてくれた


「おはよう奈緒ちゃん」


奈緒ちゃんの席の前には何人か女の子が集まっている


すごいな…もう友達出来たのかな…


そう思いながら荷物を移していると


「咲ちゃんもこっち来て一緒に話さない?」


奈緒ちゃんが振り返って手招きしてくれる


「いいの?」


「もちろん!私、小野夏歌(なつか)
ナツって呼んで」


伏見(ふしみ)(あや)です
よろしくねー」


「あ、神原咲ですっよろしくお願いします!」


「同い年なんだし、タメでいいよ?」


「はい、じゃなくて、うんっ」


嬉しくて勢いよく頷く


気付けばそのまま4人で始業まで話していた


奈緒ちゃんのお陰でたった一日で友達が出来た


初めは緊張してばかりだったけど、みんな優しくてすぐ仲良くなれちゃった


席に戻ると樹くんと悠生くんももう来ていて、私にまで挨拶してくれた


< 13 / 83 >

この作品をシェア

pagetop