結婚から始めましょう。〜SIDE 蓮〜
「社長は陽子さんから言われません?そろそろいい人はいないかって」

ニヤリとしながら言われて、苦笑するしかなかった。

「どこも同じですね」

「ははは。あっ、そうだ。それならこれをあげますよ」

そう言って渡されたのは、一枚の名刺だった。


ー高橋 桃香ー


あの女性の名前は桃香さんというのか。
既婚者だと言われても、彼女の情報を得られたことを嬉しく思う自分がいた。


「社長には必要なかったですか?まあ、どうしようもなくなった時の、最後の手段にしてください」

そう苦笑すると、南田は去っていった。



< 6 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop