同じ季節が何度来ても
クリスマス
今年もクリスマスの時期がきた。


隼人は何が欲しいんだろう?

聞くのもあれだし…

ん〜悩むなぁ。

よし!

リングにしよう。


デパートに行き、隼人に合いそうなリングを探して、お店を回ったら

これ、絶対似合うだろうなぁ。

リングを選び、隼人に会うのが楽しみで仕方なかったんだ。

今日は隼人の家でクリスマスパーティ♡

楽しみだなぁ。

クリスマスは思ったり早く終わり、隼人のお母さんには「ゆっくりしていきないね。」

お言葉に甘えて私は隼人の部屋に行った。

「お邪魔しまぁーす」

「その辺に座っといて」


「え、その辺ってベッドの上?」

「待ってて。」

すると、隼人が

「これクリスマスプレゼント」

「え、私に?」

「あ、私もあるの、プレゼント。」

「まじか、テンション上がるわ」

「じゃ、お互い同時に開ける?」


「うん、せーの。」


「え、同じリング?」

似てるけど同じリングだったのだ。

凄く嬉しかった。

そして隼人は「これ、結婚指輪として持っててほしい。」

「え、結婚指輪?」


「うん、重かったらごめんな」

「俺、早とちりだからさ。」

「将来のこと考えちゃうんだよ」

「ごめんな?」

「受け取りたい」

「結婚指輪、ほしい。」


「だって隼人からの初のプレゼントだもん。」

「受け取ってくれるか?」

「当たり前じゃん」

「これからもよろしくな。」

クリスマスの夜にくちびるを重ねた。

そして、一つに重なった。

クリスマスはすごく素敵な1日になった。
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