ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
 エリナは幼い猫なので肌はぷるぷるのもちもちだし、唇と頬は健康的なピンクなのでメイクの必要はない。ヘアスタイルが決まったら、あとはドレスに着替えるだけだ。

「本日は、こちらをお召しになっていただきたいのですが」

 チェリラが手に持って見せるのは、カナリアカラーのドレスであった。動きやすそうな膝下丈で、下はチュールでふんわりと広がっている。袖はふくらんだ半袖だ。そして、腰には白い薔薇のモチーフとリボンが付いていて、子どもらしい華やかさが加わっていた。

 首には小さくて軽いパールのネックレスがつけられて、足には柔らかな薄茶の革でできた、小さな編み上げブーツを履く。かかとが低く、活発な子猫が走り回るのに適しているが、おしゃれなデザインなのでドレスにマッチしている。

「よくお似合いでございますわ。お可愛らしいです」

 チェリラは落ち着いた侍女らしくにこやかに言ったが、実は内心では(こっ、これは、まさしくヒヨコ! エリナさまが白い耳のついたヒヨコちゃんにしか見えないわ……ああ、抱っこしたい! そして、このふわふわお耳に頬ずりをしたい!)という欲求が湧き上がり、必死でこらえていたのであった。
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