ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
 さて、ルディがのんびりと朝のお茶を楽しんでいると、「少々お時間をいただきますわ」と言いながら、クローゼットルームに子猫を連れたリスが入っていった。

「ゆっくりでかまわんぞ」

 先ほどメイドがエリナの着替えらしきものを持っていくのを見たので、これからなにが起こるのか彼にはわかっていたのだ。

(がんばれよ、エリナ。昨夜我慢した反動で、あの人たちはエリナをかまい倒すだろうからな)





 そう、エリナはがんばっていた。
 洗面を済ませると、パジャマを脱がされて鏡の前に座らされ、下着にガウンを羽織った子猫の黒髪は丁寧にブラッシングされる。

「まっすぐで艶があって、とても美しい髪ですね」

 リスのチェリラはくるんとした茶色の巻き毛だったので、絹糸のようなエリナのサラサラヘアが羨ましい様子だ。

「サイドの髪を後ろへ向けて編み込んでリボンで結び、あとはおろす髪型でよろしいでしょうか?」

「ええと、はい、お任せします」

 日本にいた時は、前髪は自分で切ってあとはたまに1000円カットに通っていたエリナは、ヘアスタイルについて詳しくない。というわけで、チェリラに委ねることにした。
 リスは器用な手つきでエリナの白耳を避けながら左右に編み込みを作り、黄色いリボンでひとつに結んだ。
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