【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります
「俺はまだ未熟で、何もかもが足りません。だけど、そうやって俺に出来ることはぜんぶやりたいんです」
「しかしだね蓮くん……っ、世の中はいい人間ばかりじゃないのだよ!? 中には家柄や学歴を気にする人間もいるのも事実。罵倒されることだって、あるかもしれんのだよ……」
心配そうな口調で、まだどこかぎこちなくパパは答えた。
「すぐに俺の気持ちを認めてほしいとは言いません。でも、どんな困難も自分で乗り越えていくつもりです」
迷いのない声だったと思う。
背筋を伸ばして、はっきりとした口調で意志を伝える蓮くんの真剣な横顔を、私は初めて見た。
だから、目が離せなくなる。
蓮くんは、やっぱりカッコいいよ……。