あなたが私を選んだ理由に、断固異議あり!
私は今でも、この高い位置からの眺めが大好きだ。
毎日見てるから、すっかり見慣れてしまったけれど、それでもやっぱりこの景色は素敵。
私はこれが見たくて…ずっと、この景色に憧れてて…
すべてはここから始まったんだよね。



ベリーヒルズビレッジ……私の憧れだった場所。
ここはある意味、とても不思議な空間なのかもしれない。
普通なら手の届くはずのない人と、私はこんなにも幸せになれたのだから。



「……どうかしたの?」

「ううん。
ただ、素敵な眺めだなぁと思って。」

「まだそんなこと言ってるんだ?」

くすりと笑う仕草が、なんだかとても愛おしい。
そんなことを思ってたら、こほんと小さな咳払いが聞こえて…



「社長…そろそろ、会議が始まりますが…」

三沢さんの冷静な声が響いた。



「あ、もうそんな時間か…
じゃあ、今日は先に帰っててね。」

「はい。」

オフィスを後にする樹生さんの後ろ姿をみつめながら、私は、今日も幸せをかみしめる。



~FIN.
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