平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
いたく感心されたリズは、顔が若干引き攣ってしまった。

どうしよう。もしかして、私が実際に特訓までしたと思われてる?

あれは、カルロの元々の身体能力の高さであって、リズは何もしていない。そしてジェドが騎獣し、行動を指示しているからだ。

リズは焦って、副官を含めてみんなに聞こえるように言った。

「あの、いえ、何か誤解されているようですが、私は教育係ではありますが非戦闘員でして、だから、騎獣の特訓は――」

「ぜひ握手してください!」

副官が、不意に両手でリズの手を包み込んで握る。

大きな手にビクッとした直後、感激した様子で、色気もなくぶんぶん上下に振られてしまった。

異性と思っていない握手の仕方に、リズの緊張も抜けた。彼らに尊敬の眼差しを向けられ、熱烈に褒められているのを実感して照れた。

しかも獣騎士団員として褒められていることが、とても嬉しくもあった。

「ありがとうございます」

リズは恥じらいながらも、嬉しそうな笑顔で心から感謝を伝えた。

相手の若い副官の頬が紅潮する。握っているリズの手へ目を落とし、挙動不審に続ける。

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