平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
一際わっと盛り上がった人々の作った道。そこを両陛下と平和小国リリーエルタの代表家臣を乗せた祭台が行進していく。そして、左右二列の護衛部隊として参列している二部隊の姿が続いた。
向こう側には騎馬した防衛部隊軍。手前側で同じく引き締まった表情で同行しているのは、騎獣した獣騎士団だった。
一列編成を作った獣騎士団の先頭にいるのは、ジェドだ。たびたび観客に手を振って答える姿は頼もしい。彼を騎獣させたカルロは、人々の大注目もなんのそので堂々とした風格で毅然と顔を上げて歩いている。
人々の注目の中を進んでいくその姿は、とくに凛々しい。
「カルロ、本当に立派になったわね」
リズは、胸にぐっと込み上げるもの感じた。
密猟団の件を境に相棒獣になってから、まだ一月も経っていないのだ。それなのに日に日にジェドに相応しくなっていくようだった。
「リズ、カルロが一番美しいな」
まるで心を読んだかのようなタイミングで、ニコラスが言ってきた。
リズはハッとした。パッと目を向けてみると、多くの人々で賑わうパレードの様子を眺めたまま、やんちゃな眼差しで彼が続けてくる。
向こう側には騎馬した防衛部隊軍。手前側で同じく引き締まった表情で同行しているのは、騎獣した獣騎士団だった。
一列編成を作った獣騎士団の先頭にいるのは、ジェドだ。たびたび観客に手を振って答える姿は頼もしい。彼を騎獣させたカルロは、人々の大注目もなんのそので堂々とした風格で毅然と顔を上げて歩いている。
人々の注目の中を進んでいくその姿は、とくに凛々しい。
「カルロ、本当に立派になったわね」
リズは、胸にぐっと込み上げるもの感じた。
密猟団の件を境に相棒獣になってから、まだ一月も経っていないのだ。それなのに日に日にジェドに相応しくなっていくようだった。
「リズ、カルロが一番美しいな」
まるで心を読んだかのようなタイミングで、ニコラスが言ってきた。
リズはハッとした。パッと目を向けてみると、多くの人々で賑わうパレードの様子を眺めたまま、やんちゃな眼差しで彼が続けてくる。