哀愁の彼方に
生きた二人は、奈落よりも遥かに幸せを感じていたに違いない。それは、人間の命への尊
敬であった。人間の性善なる思いへの憧れであった。だからそこ彼らは、奈落の中で洋々
と生きてこられた。
 もう、ゆっくりと休ませてやって欲しい。
その功績もその努力も、誰にも知られることなくこの地で心ゆくまで休ませてやって欲し
い。




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