拝啓 突然ですが大好きです!つきましては私と交際をして頂きたくこの文書を送付させて頂きま(以下省略)




二度と目の前に現れんじゃねー宣告をされたばかりだというのに、まさかこんな所で会えちゃうなんて



「これって絶対運命!?」


「帰る」




クルリと踵を返して帰ろうとする朝比奈くんのカバンを「まぁまぁ!」と柊平くんがつかんだ。




「ちょっとくらい付き合えよ那月。
ここのシフォンケーキ、マミたんが美味しいって言ってたから食べとかねーと」


「誰だよマミたんって!」



「俺が今狙ってる女の子」



「お前彼女いんだろ!?」




話してる内容はともかく、そのまま朝比奈くんを無理矢理引きずって店内に入ってくる柊平くん…ナイス!





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