拝啓 突然ですが大好きです!つきましては私と交際をして頂きたくこの文書を送付させて頂きま(以下省略)
「やっほ~水萌ちゃん!こんな所で会えちゃうなんてもしかして…運命?」
「私もちょうどそう思ってた~!」
もちろんその運命の相手は朝比奈くんだけどねっ♡
「あ、やっほ~莉真ちゃん!ここでバイトしてたんだー?」
私の隣の席に腰かけた柊平くんが今度は莉真ちゃんに笑いかける。
「え、なんで私の名前…」
不審そうな顔の莉真ちゃん。
「そりゃ~女の子のファーストネーム覚えるなんて男としては息を吸うのと同じくらい当然のことなのさ「ご注文は?」
早めに“話すだけ時間無駄な奴”認定をくだした莉真ちゃん!
「えっと~、俺はシフォンケーキとキャラメルラテで!那月、お前は?」
「………コーヒー」
柊平くんに無理やり座らされた朝比奈くんがボソリと不機嫌そうに言う。
不機嫌な顔も超ステキ…!!