拝啓 突然ですが大好きです!つきましては私と交際をして頂きたくこの文書を送付させて頂きま(以下省略)




「はっ?何あんた?」



突然席に押しかけてきた私に怪訝な視線をむける女子3人。




「ちょっと異議を申し立てたいんだけどいいかな?」



「はぁ?」



「あなた達さっきから朝比奈くんのこと好き勝手言ってるけど知ってるの!?


朝比奈くんが雨の日ギリ雨が当たらない鉢植えに水やってたり
昇降口の誰もめくらない日めくりカレンダーこっそりめくってたり

購買のおばちゃんにおつり少なく間違えられたときにそれに気づいていながら何も言わず立ち去るような

優しい心の持ち主だって知ってるわけ!?」



「はぁ?意味わかんな…」



「朝比奈くんは性格悪すぎなんかじゃないし、氷の王子でもない。

優しい心のただのイケメン王子だよ!!!」




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