きみは微糖の毒を吐く







「ね、眠れなかった……」



次の日の朝。みんなで集合しながら眠い目をこする。


昨日の夜は、ベッドに入って横になってからも絢斗くんの香水の匂いがして。

その匂いを嗅ぐたびに、さっきのことを思い出して。


絢斗くんの唇の感触とか、触れた場所とか、色っぽい首筋とか、いろいろ。


もっと触れて欲しかったな、なんて思ってしまって、眠れなくなった。




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