きみは微糖の毒を吐く




「乙葉」


「っ……」




「──お前のこと好きすぎて、どうしたらいいかわかんねぇ」





初めての愛の言葉と、初めての痛み。


今、誰よりも絢斗くんの近くにいることが何よりも幸せで、泣いている私の涙を絢斗くんは優しく笑いながら拭ってくれた。







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