1日だけの恋~10月25日夜完結~
シャワーを浴びてタオルで髪を拭きながらリビングにきた私は、人がいるのに気がつき驚いて足をとめた。

ストレートヘアの似合う細面の美人だ。
年は、20代前半くらいだろうか。

高いヒールをはきこなし、体にフィットした黒のワンピースが女性のモデル体型を強調させている。



私を見て、とくに驚いた様子もなく

「はぁ~なんなの、全く」
と、うんざりしたような声を上げた。


「あの……」

誰なんだろう。

このホテルの部屋に勝手に入れる人?
それって……

「まだ部屋にいるなんて、どういう神経?呑気にシャワーなんか浴びて」
怒っているような話し方のところをみると、
やはり綿貫さんのお知り合いだろうか。


「えっと、わたしは」

「ね、斗真にいくらもらったの?」

「えっ」

なんの話か全くわからない。
ただ、不安感は増していった。


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