私は叶うはずのない組長に恋をしました

?「お前の席は1番後ろだ」


有紗「ありがとうございます」


はぁー今日疲れた〜


?「初日から大変だったね」


隣の女の子が私にはなしかけてきた


有紗「あ、うん笑」


一花「私野乃一花よろしく!あなた名前は?」


有紗「綾波 有紗です」


一花「有紗でいいよね?」


有紗「うん」


いきなり友達できた!


?「お前ら話の続きするから静かにしろ〜」


一花「また話そ」


有紗「うん笑」


?「もう一度誰かさんのために言うが!」


私か


迅「三雲 迅 よろしくな!綾波」


有紗「よろしくお願いします……」


迅「以上!今日は解散!明日遅刻するなよ」


クラス「はーい」


?「お前のクラス終わるのせぇよ」


一花「ごめんごめん〜」


?「早く行こうぜ、みんなもんで待ってる」


一花「うん!有紗またあした」


有紗「バイバイ〜」


?「……」


一花「行こ」


?「ああ」


私め今日の晩御飯考えなきゃ、今日何にしようかな〜


迅「綾波」


有紗「はい?」


迅「道迷わずに帰れよ」


有紗「私自分の家はさすがに迷いませんよ?」


迅「とか言って迷ったらシャレになんねぇからな」



有紗「はぁーい笑」


迅「じゃ、気おつけて帰れよ」


有紗「はい!さようなら」


そうだ、お兄ちゃんに晩御飯なにがいいか聞いてみよう


有紗【お兄ちゃん、今日の晩御飯なにがいい?】


奏【初日お疲れ、トンカツだな!⠀】


有紗【お兄ちゃんそれ昨日の夜と一緒になっちゃうよ⠀】


奏【そうか?肉じゃが⠀】


有紗【うん!それで行こう⠀】


奏【きゅうりと酒忘れんなよ⠀】


有紗【分かってる⠀】


兄はきゅうりが大好物、大樹パパはお酒


どちらとも無くなったので買わなければならない


有紗「チェックリストに追加してーと……よっし!スーパーよらなきゃ」


スタスタ


一花「あ、有紗!」


有紗「あれ?まだ帰ってなかったの?」


一花「うん、あともうひとり来るから」


有紗「そうなんだ、それじゃ」


一花「有紗の家そっち方面なの?」


有紗「違うよ?」


一花「でもその道繁華街だよ?」


有紗「今日の晩御飯の食材買うの、ここからのスーパの方が近いから」


一花「有紗が作るの?」


有紗「そうだよ」


一花「有紗のご飯私も食べてみたい、家族はゆっくりできるからいいね」


有紗「……」


一花「有紗?」
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