未来へ続く道

おー、珍しいな
瑠美のことだからてっきり「ごめぇん、まだ」
って言ってくると思ってた


「じゃあ行くか」

そう言って俺達は下に降り車に乗り込む
それから1時間経つか経たない頃
歌を歌いながら運転していると電話
耳につけてたイヤフォンのボタンを押して電話に出た



「もしもし?」



「もじもじ…」

泣きそうな瑠美の声に
驚くも面白さが勝って笑いそうなのを堪えながら


「ん、瑠美?どしたw」



「非常に言い難いのですが…」



「なんだよ」

非常に言い難いって瑠美のことだから
なにか忘れ物かだろうと思った
< 77 / 304 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop