俺様めちゃモテイケメンが一人にはまったら。
ピンポーン!


「はい。えっ?神崎?」

「美月は?」

「はっ?あんたと今日はデートでしょ?十時半ごろに『また寝坊かな?昨日飲み会だって言ってたし』って出てったよ?行ってないの?」

「いや、んー、来たんだけど・・・。ちょっと探して来るから、美月から連絡あったら教えて。」


美月は家に帰ってなかった。

あのまま何処かをぶらついているのか、電話にも出ないしメッセージを送っても既読すら付かない。

何処かに行っているなら電車で帰って来るはず、俺は駅の改札前で美月を待ち続けた。昼を過ぎ夜になっても帰って来ない。途中、朝倉に連絡を入れたがまだ帰っていないと言う。

連絡も付かないと・・・。

終電も見送り俺は歩いて家に帰った。
家の前には大翔が待っていた。


「会えたか?」


黙って首を振り会えなかったことを伝えた。『何があったんだよ』と聞く大翔を部屋に招き入れた。


「うわっ、なんだこの部屋!」

「昨日、最後はみんなで家飲みになったんだよ。片付けるから待ってろ。」

「手伝うよ。」


片づけをし終えたところで大翔が本題にうつった。


「でっ?家飲みになって友達が泊っただけで美月ちゃんが行方不明になるわけないよな?」

「ああ・・・。朝、音がして目が覚めた。目の前には美月が立ってるのに俺の腕の中に誰かいた。」

「誰かって何だよ。」

「寝てる間に向井が勝手に入って来てたんだ。」

「でっ、お前は向井を抱きしめて寝てたってわけか。」


そして、その状況を見た美月は姿を消した。

ショックを受けて飛び出しただけで時間が経てば家に帰って来ると思っていた。

翌日も朝から美月の家に行ったが朝倉もバイトにでも出かけたのか誰もいなかった。




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