俺様めちゃモテイケメンが一人にはまったら。
買い物も済ませ家で夕飯は作って食べる事にした。

この一か月近く、祐世の食事はコンビニかバイト先のまかないだったらしいので数日分の作り置きおかずも作る事にした。

食事も終わりソファーで寛いでいると『家も近いから送るのもう少し遅くなってからでいい?』と聞かれた。

部屋を変わってもやっぱり私は泊めてくれないんだ・・・。

私の様子が変わったのをわかったのか慌てて彼が弁解しだした。


「違うから!美月を泊めたくないんじゃないから!むしろその逆だから。ずっと前から美月を泊めるのは美月が二十歳の誕生日って決めてたんだ。」

「二十歳の誕生日?」

「うん。俺が勝手に決めてたことで今回、美月に悲しい思いさせたんだけど・・・。」


だんだんと声が小さくなっていくのが可笑しくて笑ってしまった。


「笑うな。」

「ごめん。でもそんな事考えてるって知らなかったから、それに振り回された自分も可笑しいけど、今弁解してる祐世が可愛くって。」

「そんなやつには・・・。」

「んっ。」


一瞬でソファーに組み敷かれ唇を塞がれた。


「本当はこのまま帰したくない。・・・でもケジメだから。」


そう言いながらも私の唇をなかなか開放してくれない。
甘い口づけは暫く続き、やっと離された時には私の体は火照り動けなくなった。




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