俺様めちゃモテイケメンが一人にはまったら。
俺も知らずに知らずに緊張していたのかホッとすると同時にお腹がグーッと鳴り出した。


「もう七時だ。お腹、空いたよね。直ぐに温めるね。」


食事の準備をするために腕の中からスッと抜け出してしまった。
はあ、久しぶりの美月の温もりだったのに。

食事も終え片づけをしながら作り置きおかずの説明を始めた美月。
今日は帰るつもりか?
まあそうだろうな、別れる覚悟で今日はここに来たんだろうから。

でも今日は帰したくないな。

キッチンに立ち片づけを続ける美月を後ろから抱きしめた。


「美月、今日はもう帰るつもり?」

「えっ?・・・うん。だって祐世、明日も仕事あるんでしょ?」


仕事を覚えるために有知商事に行くようになって叔父である社長に『顔を覚えてもらうために付き合え』と土日も関係なくよく連れまわされた。
それはつい最近まで約一年間。
おかげで美月との時間も減り、さっきまでのような状態になってしまった原因の一つなんだが。


「明日は休み。だから久しぶりに泊まっていかない?一年前のまま、美月の着替えも全部置いてあるし。」

「お泊りセット、そのままあるの?」

「もちろん。別れる気もなかったから美月に渡したカギもそのままだっただろ?」

「う・・ん。祐世が泊まっていいって言うなら、お泊まりする・・・。」

「よかった。美月・・・、愛してる。今日はいっぱい愛させてね。一年間愛せなかった分も全部。」




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