独占本能が目覚めた外科医はウブな彼女を新妻にする【番外編】
翌日の朝。
「いってきます!」
樹さんが買ってくれた、真新しいシューズを履いて玄関を飛び出す。
今の時刻は午前七時半。普段よりも三十分早く家を出たのは、ひと駅分歩こうと思い立ったからだ。
朝の清々しい空気を吸い込み、気合いを入れて足を進める。そして日曜日になり、樹さんと約束した通り、色違いのウエアを着てウォーキングに出かけた。
「天気がよくて気持ちいいね」
「そうですね」
今日の天気は雲ひとつない快晴。けれど私は、初めて見る樹さんのスポーツウエア姿が気になって仕方ない。
どんな格好も似合って素敵だよね。
カッコいい樹さんをチラチラと盗み見して、肩を並べて赤坂の街を歩いた。